柴犬の散歩中に、愛犬がリードを引っ張る理由を知りたい方へ。
「散歩から帰ろうとすると動かなくなってしまう。行きたい方向に行こうとすると愛犬が引っ張って思っていた散歩コースを歩けない。」
「引っ張り癖を直す方法ってないの?」
本記事では下記の内容を解説します。
◾もくじ
1.柴犬が散歩中に引っ張る理由は3つ
2.柴犬が散歩中に引っ張る癖を直すには
僕は柴犬を14年間飼ってきました。
自宅に帰ろうとすると発動する「家センサー」の持ち主で、引っ張り癖が強くなかなか帰らせてくれなかった経験を基に紹介をしていきます。
1.柴犬が散歩中に引っ張る理由は3つ

ずばり、以下の3つの理由が引っ張る理由です。
①しつけができていない
②どうしても気になる匂いがある
③家にまだ帰りたくない
それでは、それぞれの説明と実体験を紹介していきます。
1-1 しつけができていない
1つめの引っ張り癖は、散歩中に愛犬が飼い主さんよりも1m以上前を先行している場合の引っ張り癖です。
これはしつけが十分に行き届いていない可能性が高いです。
柴犬に対しては、ちゃんとしつけをした覚えがない限り、一緒に暮らしているだけでは飼い主さんの言うことを聞いてくれません。
しつけができていない場合、ただご飯を毎日用意してくれている召使いとしか捉えていない可能性があります。ちゃんとしつけをしてあげて、家族の中でも優劣順位をはっきりと示してあげるのが良いでしょう。
1-2 どうしても気になる匂いがある
2つめの引っ張り癖は、散歩中に愛犬が左右奔放に引っ張ってくる場合です。
これはどうしても気になる匂いがあって、それを調べたがっている時に引っ張ります。
柴犬を散歩させる理由は3つありまして、それが以下の3つです。
■柴犬を散歩させる理由
①トイレ
②運動
③匂い嗅ぎ
トイレと運動は説明不要ですね。
匂い嗅ぎが散歩の理由ってどういうこと?と思っていませんか。
犬は嗅覚から外界の情報を得るためにその機能が優れています。その為、気になる匂いがあるとどうしても気になってしまってご主人を引っ張ってでも調べたがります。
柴犬の散歩をする理由については、こちらの記事でも詳しく説明をしていますので気になる方だけ参考にしてください。
1-3 家にまだ帰りたくない
柴犬が散歩中に引っ張る最後の理由ですが、それは家にまだ帰りたくないと思っているからです。
柴犬は大変賢く、慣れている道であれば家までの帰り道は全て覚えてしまっています。また、更にすごいのは飼い主さんの様子から今から向かうのが公園などの遊び場なのか自宅なのかも意図を読み取ってきます。
その為、これからおうちに帰るんだ…!と感じ取るとまだ散歩に満足していない時に座り込んでしまうことがあります。飼い主さんに時間があればもう少し付き合って上げるのが良いですが、あまりに毎回座り込んでしまって散歩を続けてしまうとそれも問題になります。
というのも、愛犬からすれば「座り込めばもっと散歩できる!なら、家に帰ろうとしたら座っちゃお、ちょろいわ」と飼い主さんが舐められてしまう恐れがあります。なので、帰ろうとしたときに引っ張ってきたときはその半数以上をしつけの為にも拒否し、無理矢理帰るようにしましょう。
大切なのは愛犬のストレスを溜めすぎないこととある程度のしつけのバランスかと思います。僕が柴犬を飼っていたときは、小さい頃に甘やかせ過ぎた影響で座り込む癖がありました。その際はしばらくの間、必ず拒否してその戦法は通用しないぞ!という強い意志を示すことで徐々にその癖を直していきました。
2.柴犬が散歩中に引っ張る癖を直すには

2-1 しつけのスクールに通う
柴犬のしつけは、可能であればしつけのスクールに通うのが望ましいでしょう。
本来の奔放な性格から独学でしつけをさせるのは難易度が高いです。柴犬のしつけはプロの訓練士という職業の方にお願いをしないといけません。
しつけのスクールは個人経営されている方が多いですが、そういったところは僕自身利用させてもらったことがないため、効果があるのか、ないのか紹介ができません。
僕の愛犬が実際にしつけの訓練を行ったスクールはJKC(ジャパンケネルクラブ)公認の訓練施設です。そこでは、家庭犬のしつけ訓練だけではなく、盲導犬や警察犬などのガチガチのプロが集う施設でした。
その為、訓練は家庭犬用のものといえどもスパルタです。飼い主も一緒に訓練を受けるのですが、飼い主が迷っていては犬も困ってしまいます。はっきりとした意思表示をすること、等のように愛犬だけでなく飼い主も一緒になって鍛えてもらえます。
正直愛犬はちょっと怖がっていましたが、1年で無事に最高成績を取り卒業できました。その効果ですが、絶大です。散歩中は常に僕の意図をくみ取るように表情を伺い、左足50cm以内にピッタリとくっついてきます。
他にもお座り・伏せの基本動作だけでなく待て・来い・ジャンプをマスターします。訓練さえ受ければ、どの子でもこれらの効果が出てきますので、散歩中に引っ張られてしまって困っている飼い主さんは是非しつけの訓練を行ってあげてください。
気になる方が多ければ、また別の機会に詳しく紹介したいと思います。
2-2 引っ張り癖が悪化しない範囲であれば付き合って上げる
引っ張り癖を直すには、という話ですが、しつけが十分に行き届いているのであればある程度の引っ張りには付き合って上げた方が愛犬も喜ぶでしょう。
1日は24時間もあって、ヒトはその時間を自由に使っています。しかし、愛犬は24時間の中で散歩中の30分~1時間以外は鎖に繋がれているか家に閉じ込められています。散歩に来ているときぐらい、自由に遊ばせて上げてもいいんじゃないかな、とは個人的に思っています。
ただし、あまりに繰り返し引っ張られてしまうとそれが癖になってしまいますのでほどほどにしましょう。
2-3 散歩の量が足りていないかも?
柴犬がどうしてもおうちに帰りたがらないとき、それは散歩の量が足りておらず、愛犬が不満を募らせている可能性があります。
散歩の量は毎日30分以上が望ましいです。もし、毎日の散歩の時間がこれを下回っているのであれば、できれば散歩の時間を伸ばして上げましょう。もしくは、どうしても平日時間を取るのが厳しい場合は休日に纏まった時間を散歩に充てて上げましょう。
柴犬は匂い嗅ぎだけでなく、十分な運動ができないとストレスをため込んでしまいます。1日お休みを愛犬に使ってあげられる日があればドッグランに連れて行って、思う存分ストレスを発散させてあげましょう。
毎日の散歩の量については、こちらの記事でも紹介しています。気になる方はチェックしてみてください。
要点まとめ

本日は柴犬が散歩中にリードを引っ張る理由は①しつけ不足②匂い嗅ぎ③散歩不足の3つ、理由があることを紹介しました。また、それぞれの引っ張る理由に対して、その癖を解消する方法を経験談と共にお話ししました。
是非、参考にして楽しい柴犬ライフをお送りください。
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