犬の夏バテの対策法を知りたい方へ。
「愛犬が夏バテっぽい。夏バテか見分ける方法は?」
「夏バテを解消する対策法が知りたい。」
と考えてはいませんか。
こういった疑問に答えます。
◾本記事の内容
1.愛犬のこの症状、夏バテ?
2.3つの対策で夏バテを解消しよう!
僕は14年間、柴犬を外飼いしていた経験があります。
毎年のように夏の暑さに悩まされましたが、何度も夏バテを克服して乗り切った体験談を基に愛犬の夏バテ対策を紹介していきます。
1.愛犬のこの症状、夏バテ?

1-1 夏バテの症状とは
まずは結論から。こんな症状は夏バテなので早急に対応しましょう。
■こんな症状は要注意!夏バテかも
①ごはんを食べない
②まっすぐ歩かずふらふらしている
③動きが鈍い
④飼い主の声に反応しない
本当に夏バテをしている時は、上で紹介したように食欲がなくなる、運動をしない体力の低下などで見分けることができます。
特に大事なのは、飼い主さんの声に対して反応が悪くなっている状態に気づくことです。
犬が夏バテをしているときは、頭が朦朧として判断力・集中力が低下します。
そのため飼い主が愛犬のことを呼んでも無視されることがあったり、散歩中に「おすわり」などの指示を聞かなくなることがあります。
こんな時は愛犬がくるしいのを我慢している状態なので、早急に涼しい環境に移動させてあげて夏バテの解消に努めましょう。
1-2 はぁはぁという仕草は夏バテ?
夏バテの症状を紹介すると、
「そういえば、暑いときに愛犬がよく『はぁはぁ』って苦しそうに息を切らしてるんだけど、これも夏バテじゃない?」
と考える飼い主さんが多いのではないでしょうか。
実は、よく勘違いされますが『はぁはぁ』と息をする仕草=夏バテではありません。
『はぁはぁ』と息を切らすような仕草は「パンティング」と呼ばれ、
犬は一時的に上がった体温を正常に戻すために必ずパンティングを行ないます。
例えば、愛犬を走らせた後にパンティングをする様子を伺うことができます。
これは寒い冬の時期でも、身体が温まると本能的に行なう仕草で、体温を戻すことができれば自然と治まります。
なので、「愛犬が苦しそうに息を切らしている!病院に連れて行かないと」と焦る必要はありません。
しかし、1日中パンティングを行なっている状況は愛犬にとって暑い環境である証です。
パンティングを長時間行なうことは体力を大きく消耗するため、涼しい環境作りを作って上げなければいけないことには変わりありませんね。
もし、愛犬が夏バテしているのか気になったら、パンティングなどの表面的な仕草に気を取れることをやめましょう。
そして食事の様子や散歩に連れて行くときの様子を注視して愛犬の状態を観察してあげることが夏バテの早期発見につながります。
2.3つの対策で夏バテを解消しよう!

「夏バテの見分け方は分かった。でも実際愛犬が夏バテになったらなにをして上げればいいの?対策は?」
と思ったら、次の方法を試してみてください。
愛犬の夏バテを解消する対策法は以下のとおりです。
この3つの対策で僕の愛犬は14年間外飼いをして、何度も夏バテを乗り越えました。
■夏バテを解消する対策
①鶏肉を食べさせる
②水のお皿に氷を入れて飲ませる
③夜に思いっきり運動をさせてあげる
順に説明していきます。
2-1 鶏肉を食べさせる
これは豚肉でもOKです。
肉を食べさせることが夏バテ対策になる一番の理由は、食いつきのよさです。
鶏肉にはビタミンB1が入っていて疲労回復に効果的ですし、たんぱく質が体力づくりに一役買っている…
と科学的にも夏バテに効果があること立証されています…しかし。
そういった細かいことよりも、単純に愛犬が自ら進んでごはんをもりもり食べてくれることが最も夏バテ対策として効果があります。
僕の愛犬は鶏の胸肉が大好物でした。
暑い夏がやってくると、毎年のようにドッグフードへの食いつきが悪くなっていました。
こういうときは、ごはんを鶏胸肉にして上げます。
ごはんを鶏肉に変えると愛犬は一切寄りつかなかったごはんに勢いよく飛びつきます。
ごはんをもりもり食べてくれることで体力を取り戻し、元気な姿へと戻ってくれます。
好きなお肉はそれぞれ好みがあると思いますが、愛犬のくいつきがよいお肉をごはんにしてあげると夏バテの対策になるのでおすすめです。
2-2 水のお皿に氷を入れて飲ませる
愛犬がいつも飲んでいる水のお皿に氷を2,3粒入れて上げましょう。
愛犬の内側から冷やして上げることが夏バテ対策として効果的です。
水が冷たいと、ぬるいときに比べたら飲んでいて気持ちよく感じるのは犬も同じです。
水を進んで飲んでくれるようになりますし、冷たい液体が内側から愛犬の身体を冷やしてくれるため、高温による体力の消耗を抑えてくれる効果があります。
氷をそのままあげるのも効果としては同じですが、個人的には水に浮かせてあげるほうが飲みやすいのではないかと思います。
愛犬に氷をそのまま食べさせたことがあったのですが、自力ではどうしても食べづらいようです。
お皿にのせた氷はつるつるとすべり、愛犬は5分経っても氷を口に入れることができず、顔を床に押しつけたりと工夫して、なんとか口の中に入れられたような感じです。
水に浮かせて上げたほうが、氷の食べ過ぎでおなかを壊してしまう心配もないです。なによりお水をたくさん飲んでくれるようになるので、総合的に考えてお水とあげる方が多かったです。
2-3 夜に思いっきり運動をさせてあげる
夏バテになってしまう犬の大半は体力が低下してしまっています。
体力の低下を打ち破る方法は、思いっきり運動をさせてあげることです。
「え?体力ないのに運動させたら危ないでしょ。」
そう思う方が多いと思います。
たしかに、ふらふらな状態で灼熱の広場を走らせては命に関わります。
でも体力が低下してしまう理由って実は、日中に満足な運動ができていないことが原因なんです。
「それでも体力を取り戻すために危険を冒すことなんて、できるわけない」
確かに日中の運動は危険です。
なので、時間帯をずらしましょう。
暑いお昼の時間をさけて、気温が上がるまえの早朝か、気温が下がったあとの夜に愛犬を運動させましょう。
涼しい時間帯に運動をさせて上げることで暑い日中に休むことができ、生活にメリハリをつけることで体力を取り戻すことができます。
以上の3つの対策で僕の愛犬は14年間外飼いをしていて何度も夏バテを乗り越えました。
要点まとめ

今回は愛犬が夏バテか見分けるときの症状は以下の4つが危ないことを紹介しました。
■夏バテを見分けるポイント
①ごはんを食べない
②まっすぐ歩かずふらふらしている
③動きが鈍い
④飼い主の声に反応しない
また、夏バテ対策は3つの方法をおすすめしました。
■夏バテを解消させる方法
①鶏肉を食べさせる
②水のお皿に氷を入れて飲ませる
③夜に思いっきり運動をさせてあげる
暑い夏がつづきますので、愛犬の体調管理には気をつけてお過ごしください。
最後に繰り返しになりますが、夏バテには鶏肉!おすすめですよ。
僕はツイッターもやっていますので、もしこの記事が参考になったと感じていただけたらコメントをいただけるととても嬉しいです。→Twitter:ユタカのペット愛好日誌