犬と生活

巨大地震が来る前にやっておくこと。【愛犬は一緒に避難できるの?】

巨大地震が来る前にやっておくこと。【愛犬は一緒に避難できるの?】

巨大地震が起きたときに、愛犬は一緒に避難できるのか知りたい方へ。

「最近地震が多いけど、もし巨大地震が発生して家族で避難することになったとき、愛犬も一緒に避難できるの?」

「巨大地震に備えて、やっておくこと・用意しておくものはある?」

こういった疑問に答えていきます。

◾本記事の内容

1.地震が起きたら、愛犬も一緒に避難できるの?

2.巨大地震に備えて、準備すること、用意するモノ

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こんにちは、ユタカ(@titlemaker_ytk)です。

 

最近、マグニチュード5以上の大きな地震が多いですよね。

あの、多くの被害をもたらした「東日本大震災」と同程度の規模になると言われている「南海トラフ地震」は【30年以内に80%の確率で発生する】と言われています。

東日本大震災では、3,000匹以上の飼い犬が亡くなりました。

3,000という数は、確認されている子だけです。実際にはもっと多くの犬が犠牲になったでしょう。

津波に巻き込まれた子もいれば、飼い主が亡くなり、リードで繋がれたまま餓死した子もいます。

 

今回は東日本大震災の際に起きた数々の悲劇を教訓とし、愛犬を地震の被害から守る方法を紹介していきます。

まだ記憶に新しい熊本の大地震ですが、あの地震は発生率1%と言われる中で発生したと言われています。

南海トラフ地震は明日起こるかもしれません。

いま準備したことが愛犬の命を繋ぐことになるかも知れません。

 

何も準備しなかった人より、準備をしてきた人の方が愛犬を救える可能性は高くなります。

地震に備えましょう。

 

1.地震が起きたら、愛犬も一緒に避難できるの?

1.地震が起きたら、愛犬も一緒に避難できるの?

1-1 環境省は「同行避難」を推奨。しかし…

避難所が飼い犬も受け入れるかどうかは、自治体の判断に左右されます。

残念ながら、避難所が「犬は受け入れられない」と言われてしまったら、それに従うしかありません。

 

その場合は愛犬を車内に飼うか、安全な場所で家族が代わりばんこで世話してあげることになります。

もしくは、大きい避難所に移動しましょう。

 

避難所が犬を受け入れてくれない理由は2つあります。

それは以下のとおりです。

 

■避難所が犬を受け入れてくれない理由

①犬を受け入れられる広いスペースがないから

②吠える、毛が飛ぶなど周りの避難者に迷惑となるから

 

1-2 避難所が受け入れてくれないために起きた悲劇

環境省は、東日本大震災の時に起きた悲劇を教訓にペットの「同行避難」を推奨するガイドラインを制定しました。

同行避難が推奨されるようになった原因は、飼い犬を受け入れてくれない避難所があまりに多すぎたことから起きた死亡事故がきっかけです。

 

犬を飼っている方なら誰もがするでしょうが、避難所が犬の受け入れを拒否したら、愛犬を手放すわけがありませんよね。

 

通常であれば、もっと広い避難所に行けば犬を受け入れてくれる可能性が高いです。

しかし、東日本大震災が発生した当時、犬を受け入れてくれる避難所はどこにもありませんでした。

 

当時の実情として、津波の被害や原発の事故で人間が多く犠牲となるなか、遭難した人もたくさんいました。

そのような状況で、自治体の保護対象が飼い犬にまで手が回らなかったというのが本音でしょう。

 

しかし、受け入れを拒否されたがために起きた悲劇があります。

愛犬と共に暮らすために、避難勧告を出されている倒壊寸前の自宅に住み続けた人がいました。

余震が起きると、半壊していた家屋は予想通り倒壊し、その下敷きとなり即死した飼い主さんがいます。

 

そのほかにも、愛犬の為に飼い主が死亡したケースがあります。

それは、車中泊です。

同じく避難所に受け入れを拒否された飼い主さんは、愛犬を車内に放置していくことが不安だったため、車中泊を続けました。

その結果、エコノミークラス症候群となり、血栓ができた飼い主さんはそのまま死亡しました。

 

 

このような背景があり、環境省はペットの「同行避難」を推奨し、避難所は基本的にペットを受け入れることが国の基本方針となりました。

 

現在は基本的に愛犬との同行避難が可能な避難所が多いです。

もし、1カ所で断わられても別の避難所で受け入れてもらえます。

 

くれぐれも倒壊寸前の自宅に戻ったり、車中泊を続けないようにしましょう。

 

2.巨大地震に備えて、用意すること

2.巨大地震に備えて、用意すること

 

「愛犬と避難できることは分かった。

それじゃあ、事前に用意しておくものはあるの?」

と考えるかと思います。

 

それでは、次は巨大地震に備えて、愛犬と同行避難をするために準備しておくモノを紹介していきます。

 

2-1 愛犬と避難するために準備するモノ

それは以下のとおりです。

■愛犬と避難するために準備するモノ

①1週間分の食料、水

②愛犬が寝るためのケージ

③伸びない、頑丈なリード

④うんち、おしっこのにおい防止袋

順番に紹介していきます。

①1週間分の食料、水

どうしても余裕がない場合でも、最低5日分は確保します。

 

なぜ1週間分も用意しておかなければならないかというと、それは人間の支援物資のほうが犬の支援よりも優先されるからです。

実は、犬用の支援物資も、時間は掛かるものの支給されるようになります。

しかし、実際に補給されるまでにはかなりの日数を要します。

その期間を食い繋ぐには、飼い主自身が用意しておく必要があります。

 

注意すべき点としては、犬が人間の食べものを口にすると、体調を壊す可能性があります。

大震災で捜索活動や重傷の手当などが行なわれる中で、愛犬が体調を崩したとしても、診察してくれるほど余裕のある医者はいません。

 

愛犬のことを心配し、守ってあげられるのは飼い主さんだけです。

自分の愛犬は自分の手で守りましょう。

 

②愛犬が寝るためのケージ

ケージは多くの避難者が集う避難所で飼い犬を受け入れてもらうために、必須となります。

 

イメージして欲しいのですが、例えば犬を飼っていない家庭の親が、自分の子供の隣で知らない犬がケージにも入れられず、リード一本でつながっている状態を見てどう感じるでしょうか。

柴犬を長年飼っていたぼくですら、しつけが行き届いているかも分からない犬の隣で全く心配をしないで寝られるかと言えば、答えはノーです。

 

見ず知らずの人でも安心できる環境を用意しなければ、避難所は愛犬を受け入れてくれることはありません。

もしケージを持っていないのであれば、愛犬のためにも必ず用意しておきましょう。

 

 

③伸びない、頑丈なリード

綱引きの、図太い綱のようなリードを用意しましょう。

リードがちぎれるとき、それは即ち愛犬の安全が保証されなくなる瞬間です。

 

東日本大震災のとき、リードが切れた拍子に愛犬が脱走し、二度とかえって来なかったケースがあるそうです。

また、愛犬がストレスからほかの避難者を噛んだり、ほかのわんこを攻撃することを防ぐためにも頑丈なリードを用意しておきましょう。

 

④うんち、おしっこのにおい防止袋

ほとんどの飼い主さんならすぐに思い当たるものでしょうが、いざというときに忘れないために紹介します。

人間と違い、犬は避難所がトイレをしてはいけない場所だと認識するのが難しいです。

 

人のいる場所でトイレをしてしまったときの迅速な処理、におい対策は避難所での共同生活に必須となります。

いざ地震が発生したときに忘れないためにも、防災グッズは1つのバッグにまとめておくと良いでしょう。

 

 

2-2 実際にあった、避難所での飼い犬トラブル

飼い犬と避難が完了したら、後は安心…というわけでもありません。

実際には、飼い犬とほかの避難者のあいだでトラブルになることが少なくありません。

 

事前にそういったトラブルを防止するためにも、熊本大地震でも実際にあったトラブルを紹介します。

■実際にあった、避難所での飼い犬トラブル

①愛犬が吠え続ける(騒音トラブル)

②愛犬の毛が飛び散る

順に紹介します。

 

①愛犬が吠え続ける(騒音トラブル)

狭い避難所で、愛犬がほかのヒトや犬に対して吠え続け、ほかの避難者が眠れなくなるという騒音トラブルがありました。

 

トラブルを起こしてしまうと、せっかく受け入れてもらえた避難所から愛犬が追い出されてしまいます。

実際、吠え癖が原因で愛犬を自宅に残さざるを得なくなった飼い主が余震による二次被害で亡くなるといった事故がありました。

このような事態に陥らないためにも、愛犬のしつけは日頃からしっかりと行なっていきましょう。

 

②愛犬の毛が飛び散る

夏の換毛期などは特に抜け毛の量が激しくなり、それがトラブルとなったケースがあるようです。

対策としては、避難所から離れた場所で入念にブラッシングしてあげるなどして、抜け毛がほかの避難者の迷惑にならないようにすると良いでしょう。

 

以上のようなトラブルが実際にあったことを理解して、自分は避難所でも穏便に過ごせるように準備をしておきましょう。

 

2-3 環境省が発行する「災害対策ガイドライン」をDLしておこう

環境省:人とペットの災害対策ガイドライン

では、176ページにわたって災害時に飼い主が愛犬のためにやることが書かれています。

 

忙しければ、いま読まなくてもいいです。

ですが、事前にこのガイドラインをスマートフォンにダウンロードしておきましょう。

このガイドラインには、愛犬を持つ方向けの、災害時のマニュアルがぎっしりと詰まっています。

 

事前にダウンロードだけしておけば、いざ地震が起きたときにインターネットが使えない状況に陥っても、ガイドラインを読むことが出来ます。

環境省:人とペットの災害対策ガイドライン

必ず目を通しておき、ダウンロードも忘れないようにしてくださいね。

 

要点まとめ

今回は巨大地震が発生したときに、愛犬も同行避難が出来ることを紹介しました。

 

おさらいですが、地震に備えて用意しておくものは以下の4つです。

■愛犬と避難するために準備するモノ

①1週間分の食料、水

②愛犬が寝るためのケージ

③伸びない、頑丈なリード

④うんち、おしっこのにおい防止袋

 

また、飼い犬を避難所が受け入れてくれないがために、東日本大震災や熊本大地震で実際に起きた死亡事故やトラブルについて説明をしました。

 

南海トラフ地震は必ずやってきます。

南海トラフ地震が来る前に、僕の愛犬はなくなりました。

僕のように準備が無駄になる可能性もあります。

でも、準備をしておくことで愛犬の生存率を大きく上げることは間違いありません。

 

愛犬のために地震に備えましょう。

 

こちらの記事と合わせて読んでいただきたい記事が、

地震を怖がる愛犬。【安心させるために飼い主がやるべき行動】」です。

地震が起きた瞬間に愛犬のためにすべきことは、 「真っ先に愛犬のもとへ駆けよること」です。 ぜひ、合わせて読んでみてください。

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