愛犬を亡くした飼い主のために、してあげられることを知りたい方へ。
「友人の愛犬が亡くなった。なにかしてあげたいが、難しい時期なので触れてあげない方がいいのかなあ。」
「愛犬が亡くなってからの時間の経過で、飼い主はどんなことを考えているの?」
こういった疑問に答えていきます。
◾本記事の内容
1.友人の愛犬が亡くなった。なにをしてあげられる?
2.なにをされると嬉しい?
こんにちは、柴犬系ブロガーのユタカ(@titlemaker_ytk)です。
2019年4月4日。僕が飼っていた愛犬、ゴエモンが亡くなった日です。
この記事は、愛犬を亡くしてから3ヶ月が経った飼い主の思いを込めた内容になっています。
実際に愛犬を亡くした飼い主のこころの移り変わりを参考に、愛犬を亡くした飼い主の為にしてあげられることの一助になると嬉しいです。
1.友人の愛犬が亡くなった。なにをしてあげられる?

1-1 なにかしてあげたいけど、どうすれば?
気持ちの整理がつくまで、犬について触れないようにしましょう。
犬を亡くした飼い主には、向こうから話題にするまで触れないほうがよいです。
愛犬を亡くした飼い主の内心は、気持ちの整理ができておらず、頭の中がぐちゃぐちゃの状態です。
下手に話題にして、失言をしてしまうと飼い主の心に大きな傷が残るリスクがあります。
向こうから愛犬の死を話題にしたときが、気持ちの整理が出来たときだと思ってください。
ぼくの場合は、愛犬のゴエモンを亡くしてからの1か月間はいっさい、ゴエモンについて口外しませんでした。
最初の1か月は会社で仕事をしているときも、友人と飲みに行ったときも、ずっとゴエモンのことが頭から離れませんでした。
そして、ゴエモンにはもう会えないんだなあとしみじみ思うたびに涙が溢れました。
幸いにも、仕事中に何度か泣いてしまったものの会社の人間に気づかれることはなく、問い詰められることもありませんでした。
もし、心配されたとしても愛犬ゴエモンの事を誰かに話したいとは思っていなかったので話すことはなかったと思います。
もしも、そんなときに突然愛犬が死んだことについて触れられたら、深く傷ついていたと思います。
もしかしたら、無遠慮に踏み込んできた人のことを恨んでしまっていたかもしれません。
こういった理由から、向こうから愛犬が死んだことについて語り出すまでは、決して話題にしない方がいいです。
1-2 愛犬の死後1ヶ月で初めて話題にした
僕が初めて家族以外の人間に愛犬の死を打ち明けたのは、愛犬が死んでから1ヶ月後でした。
初めて愛犬の死について語ったのは、10年以上の付き合いがある親友と旅行に行った時でした。
ぼくは旅行にいく前から、親友に愛犬のことを話そうと思っていました。
それは、ようやく気持ちの整理がついてきていたので、一番心を許している家族以外の人に話したくなったのが理由でした。
「おれさ、犬飼ってたじゃん。柴犬。白いの。ゴエモンっていうんだけど。
ゴエモンがさ、死んだんだよね。」
親友のひとことめは「そっか。」でした。
そこからは、語っているうちに自分の考えがどんどん整理されていきました。
そして、愛犬のために何かしてあげたいという相談に乗ってもらい、結果としてブログを始めることになりました。
愛犬を亡くした飼い主が愛犬のことを話題にするのは、気持ちの整理ができた状態です。
ですが、依然として頭の中はぐちゃぐちゃなんです。
そのため、もしも友人が愛犬を亡くした気持ちを語り出したら相談に乗ってあげてください。
話を聞いてくれるだけでも、考えがどんどんと整理されていくのでとてもありがたいです。
2.なにをされると嬉しい?

2-1 愛犬の思い出話が一番嬉しい
「寂しい気持ちになっている友人の為に贈り物をしてあげたい。」
「何を用意してあげると喜ぶのかな?」
と考えている方もいるかと思います。
贈り物は必要ありません。
それよりも、飼い主が欲しがっているものがあります。
それは、愛犬の思い出話です。
僕は愛犬の思い出話ができることが、なによりも嬉しかったです。
もしも亡くなった愛犬について覚えていることやエピソードがあったら、それを話してあげてください。
どんな贈り物よりも重く響き、心に染みるのは思い出です。
すごくささいな思い出でもいいんです。
例えば、
「ゴエモン懐かしいな。中学の頃によく見に行ってたな。夏は白い毛がめっちゃ抜けてたよな。」
これで十分なんです。
愛犬がこの世に生きていたこと、そのことを覚えている人がいることがなによりも嬉しいんです。
もし、なにか覚えていることがあるならぜひ話題に出してあげてください。
僕は愛犬が亡くなってから3ヵ月経ったいまでも、夕方になると
「あ。散歩行かなきゃいけないじゃん」
と錯覚することがあります。
すごく寂しいんです。
もし、友人か大切な愛犬の話をされたら、僕にとっては100万円もらえる事よりもうれしい事です。
ぜひ、お話をしてあげてください。
2-2 写真が残っていたら、現像してあげよう
どうしても贈り物をしてあげたい、と言うことであれば、写真を送ってあげましょう。
愛犬をモチーフにしたクッションやタオルといったものもいまはオーダーメイドで作れる時代です。
写真をデータで送れば、数日で完成しプレゼントすることができるでしょう。
そういったグッズも送られたら当然嬉しいです。
でも、そこまで凝ったものでなくても十分です。
愛犬の写っている写真を現像してプレゼントされるだけでも、とてもうれしいです。
理想は映像を送ってあげることですが、これは家族でないと難しいんじゃないかと思います。
わざわざ友人のわんこをムービーで撮る人は少ないですからね。
でも、もし映像があるなら写真よりも断然喜ぶと思います。
写真と映像の違いについては、「愛犬との思い出を残すには。【写真よりも、映像に残してあげよう】」でも熱く語っているので、興味のある方はぜひ参考にしていただければと思います。


さいごに。
僕はこうしてブログを書いていくことで愛犬に対する気持ちに整理をつける事が出来ました。
いまでもゴエモンのことを思い出さない日はないですし、もっとしてあげられることがあったと後悔もありますが、それ以上にいろんな思い出を作る事が出来ました。
その1つ1つの思い出を、「柴犬を飼っていた先輩飼い主の経験談」としてブログの記事に思いを込めることで、ぼくはゴエモンの生きてきた意味を残していきたいと思っています。
これからもよければ、よろしくお願いします。
僕はツイッターで、柴犬を中心としたペットの役立ち情報を毎日配信しています。
もしこの記事が参考になったと感じてもらえたら、ツイッターのフォローしてくれると嬉しいです。→Twitter:ユタカ@柴犬系ブロガー