犬がおしっこをするときに足を上げる理由を知りたい方へ。
「愛犬の散歩をしていたら足を上げて散歩をするんだけど、なぜなの?」
「おしっこやうんちの後に後ろ足でキックする癖がある。なんのため?」
こういった疑問に答えていきます。
◾本記事の内容
1.犬が足をあげておしっこする理由
2.おしっこやうんちの後にキックするのはなんで?
こんにちは、柴犬系ブロガーのユタカ(@titlemaker_ytk)です。
ぼくは柴犬を14年間飼っていました。
当時、愛犬のゴエモンは、散歩中に電柱の前を通るたびに立ち止まって、匂いを嗅ぎ、マーキングをしていました。
そのときに、なんで犬っておしっこするときに前足を上げるのかな?と疑問が沸きました。
電柱におしっこがしやすいから、足を上げているわけじゃないんですよ!
今回は当時の経験をもとに、犬のおしっこ事情を紹介していきたいと思います。
1.犬が足をあげておしっこする理由

犬がおしっこをするときにわざわざ足を上げるのは、自分のナワバリを「より強烈に主張するため」です。
まずは犬のおしっことナワバリの関係について紹介しましょう。
1-1 犬のおしっことナワバリ意識
犬は自分の毎日通っている散歩コースのことを、ナワバリだと思って歩いています。
そもそもなんでナワバリ意識とか持っているの?と感じるかと思いますが、これは先祖のオオカミの習性です。
オオカミの習性が引き継がれているので、積極的なケンカはしないものの本能的にナワバリを主張する習性を持っているんです。
特に柴犬やシベリアンハスキーは、飼い犬の中でもオオカミの習性が濃く残っています。
というわけで、犬は自分のナワバリを意識して生きています。
その中でもおしっこは自分の匂いを残しておける、ナワバリの主張に最適なツールです。
ぼくの愛犬は散歩中に電柱の前を通ると、必ず立ち止まって匂いを嗅いでいました。
それはほかの犬がおしっこ(=マーキング)をしているので、匂いが染みついているので、その匂いに釣られて情報を得るために執拗に嗅ぎます。
その後、犬は「ここはぼくのナワバリだぞ!」と主張をする為にほかの犬がマーキングした上からおしっこを被せて匂いの上書きをします。
このような理由から、犬はナワバリを主張するためにおしっこをツールとして使います。
1-2 おしっこをするときに足を上げる必要はあるの?
ナワバリの主張は分かったけど、わざわざ足上げる必要はないんじゃない?
と思うのではないでしょうか。
実は、ちゃんと意味があるんです。
それは、より高い位置に匂いを残した方が広範囲に自分の匂いを主張できるからです。
匂いを高い場所に残したほうが風に乗って、よりとおくに飛んでいきますよね。
また、自分をより大きい存在にみせるためにおしっこを高い位置にするという意図もあります。
小型犬からすれば、大型犬のマーキング位置は自分のマーキング位置よりも高く、より威圧感があります。
そうやってほかの犬を圧倒し、自分のナワバリを守るために足を上げておしっこをするんです。
1-3 オスとメス、どっちもやります
足を上げておしっこをするのはオスだけかと思いきや、実はメスのわんこもやるんです。
割合としては、オスのわんこは95%が足を上げておしっこをし、
メスのわんこは35%が足を上げてします。
オスのわんこはほとんどの犬がやりますね。
メスのわんこは、意外かもしれませんが足を上げておしっこをする子が珍しくありません。
なので、
「あ、あの柴犬は足を上げておしっこしているからオスなんだな」
というような考えをすると痛い目をみるかもしれません。
2.おしっこやうんちの後にキックするのはなんで?

おしっこやうんちをした後に、愛犬が後ろ足でキックをして砂をまき散らしている光景を見たことはありませんか?
あれには、ちゃんとした理由があってキックをしているんです。
2-1 一般論=土に埋めて後処理をしている。だけど..?
犬がキックをして砂や土をかけて、排泄物の後処理をしているようにみえますし、一般的にはそういった認識がされていますよね。
「ちゃんとうんちを土で埋めていて偉いなあ」と、勘違いしていませんか?
砂や土をかけて匂いを抑えてくれていると思いきや、実はまったくの正反対なんです。
2-2 ナワバリを主張するため
犬がうんちをしたあとにキックするのは、自分の匂いをより広範囲に撒こうとしているからです。
「またかよ!どんだけ自分のナワバリを主張したいんだ!」
と思ってしまいますよね。
これもマーキングと同じように自分のナワバリを主張するために行なっているんです。
犬のナワバリ意識は、かなり根が深いことが分かりますね。
愛犬が散歩中にキックをかましていたら、かわいい仕草にも見えますが本当は自分のナワバリを主張しているんですね。
どちらにしても、かわいいですね。
2-3 おしっこをしたら、後処理をしよう
おしっこをさせたら、ちゃんと処理をしましょう。
愛犬がうんちをしたら、当然処理しますよね。
でも、おしっこを処理する人は意外と少ないです。
お恥ずかしい話ですが、かくいう僕もわんこ友達に教えてもらうまで、おしっこを処理するなんて発想自体がありませんでした。
おしっこも洗い流さなければいけない最大の理由は、「おしっこは乾いても残るから」です。
電柱の根元が真っ黒になってしまってますよね、あれは犬のマーキングが原因なんです。
詳しい内容は「ご近所トラブルを知って、未然に防ごう。【犬の飼い主としての責任】」で紹介していますので、気になる方がいれば参考にしてください。

犬のおしっこにまつわる話は以上になります。
僕はツイッターで、柴犬を中心としたペットの役立ち情報を毎日配信しています。
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