犬の食欲がないときの対処法が知りたい。
「愛犬が老犬になって、最近ごはんを残すようになった。時間をおけば完食するけど、次のごはんも食いつきが悪い。」
「食欲がないとき、病気の可能性はあるの?」
こういった疑問に答えていきます。
✔本記事の内容
1.愛犬の食欲がないときの対処法
2.病気じゃないのか不安。
こんにちは、柴犬系ブロガーのユタカ(@titlemaker_ytk)です。
ぼくは14年間柴犬を飼う中で、愛犬のゴエモンがごはんを残すことが何度もありました。
よく残すようになったのは老犬になってからがほとんどですが、若い頃にも何度か残していることがありました。
今回は愛犬の食欲がなく、ごはんを残したときの対処法について紹介していきます。
1.愛犬の食欲がないときの対処法

1-1 ごはんを残したら、取り上げること
老犬は食欲が減退しやすいです。
犬は年をとると、食事の量が自然と減ります。
それは消化能力が低下するため、身体の調子が悪いと一回の食事で食べきれず、残してしまうようになるからです。
こうして食べ残したごはんを放置すると、残ったごはんを時間を掛けて少しずつ食べる癖が付いてしまうので、身体に良くありません。
そのため、愛犬の食欲がないときの対処法は1つです。
それは、ごはんを残したら取り上げることです。
■愛犬の食欲がないときの対処法
ごはんを残したら取り上げること!
一見、
「ごはんを取り上げるなんて酷いんじゃないの?」
と思う方もいるかと思います。
しかし、ごはんを取り上げることは愛犬のためなんです。
続いてごはんを取り上げることで、愛犬の食欲を回復させることが出来る理由を紹介します。
1-2 ごはんを取り上げることで食欲を回復させる
ごはんを取り上げることで、愛犬の胃袋はリセットされます。
その結果、食欲を回復させることができ、次の食事からまたいままでのような勢いを取り戻すことが出来ます。
愛犬の胃袋をリセットするためにも、次のごはんをあげるまでに半日以上空けることがポイントです。
■愛犬の胃袋をリセットするポイント
次のごはんをあげるまでに半日以上空けること
具体的な話ですが、ぼくの場合は愛犬ゴエモンにごはんをあげる回数が1日2回でした。
時間はできるだけ同じ時間にしていて、朝9時と夜9時にいつもあげていました。
ゴエモンの身体の調子がわるく、朝ごはんを半分ほど残して座り込んでしまったときは、お皿を取り上げて夜ごはんまでごはんを上げないようにしていました。
こうしてその日の晩までごはんを取り上げて散歩に行くことで、ゴエモンは散歩から帰ってくるときにはいい感じにおなかを空かせていました。
家に帰ってからすぐに夜ごはんをあげると、ゴエモンはいつものようにガツガツとごはんに食いつくようになりました。
このように、胃の調子が悪いときはどうしてもごはんを食べられないときがあります。
そういった時に無理にごはんを食べさせても、次の食事に胃の調子の悪さを持ち越すことになってしまいます。
そうすると結果的に、ごはんをあげることが愛犬を苦しめることになってしまいます。
できるだけ早く愛犬に調子を取り戻してもらうためにも、愛犬がごはんを残してしまったときは一度割り切って、ごはんを取り上げましょう。
1-3 若い犬でもごはんを残す事はあります
ここまで老犬が食欲をなくすとごはんを残すという話をしてきました。
一方で、若いわんこでもごはんを残してしまうことはあります。
ぼくの愛犬ゴエモンも小さいときからときどきごはんを残してしまうことはありました。
ゴエモンがごはんを残してしまったときの理由はひとつではありませんが、大抵の場合は身体の調子を悪くして胃腸が荒れているときにごはんを残していました。
犬が身体の調子を壊すのは、だいたい以下の2つの場合が多いです。
■犬が体調を崩す環境
・気温が高いことによる夏バテ
・気圧が低いことによる気象病
ちなみに、犬の最適気温は20℃前後と言われています。人間の最適温度25℃と比べると若干ひくめなので、家の中の温度が丁度いいと飼い主が思っていても愛犬にとっては暑いことがあります。
また、雨の日に調子を崩すのはヒトでも起こることですが、犬の場合はさらに敏感です。
こういった環境が日々愛犬にストレスを与えていて、食欲をなくしてしまっている可能性があります。
なので、若いうちからごはんを残す事があっても、必要以上に心配することはありません。
一度ごはんを抜いて食欲をリセットすれば、きっとごはんを元気に食べる姿をまた見る事が出来ると思いますよ。
とはいえ、1日何も食べないとさすがに愛犬も身体を壊してしまいます。
もしもごはんをいっさい食べてくれない事態に陥ったら、まずはおやつを食べさせてあげるところから始めましょう。
おやつは高カロリーの物が多いので食べさせすぎると太ってしまいますが、一方で食欲を増進させる香りづけにこだわっているので、愛犬に食べてもらいやすいです。
食欲がどうしても回復しないときは、こうしておやつで栄養を摂らせることで、身体の調子を戻していきましょう。
2.病気じゃないのか不安。

2-1 老犬にはよくあること
突然愛犬の食欲がなくなると、病気じゃないのか不安になりますよね。
でも、老犬の食欲がなくなったからといって、病気になったとは限りません。
食欲がなくなることは、老犬にはけっこうよくあることです。
というのも、犬は歳を取るにつれて食べるごはんの量が減っていきます。
詳しい内容は「柴犬にあげる餌の量、何グラムまで?【何回に分けてあげればいいのか】」でも紹介しています。興味のある方は読んでみてください。

愛犬のゴエモンの場合は、8歳ごろからときどきごはんを残すようになりましたが、基本的にはごはんはガツガツと食べて、14歳と7ヶ月まで元気に生きていました。
なので、もちろん病気の可能性を忘れてはいけませんが、老犬がごはんを残すことはわりとよくある話です。
朝ごはんを残してしまうときは、夜ごはんまでお預けにして散歩に連れて行ってあげましょう。
運動の後は胃袋も起きているので、愛犬がごはんを完食してくれる確率が高いですよ。
2-2 悪い癖をつけさせないこと
愛犬がごはんを残したときに、そのまま放置した場合の話をします。
ごはんを取り上げて食欲をリセットする時間を用意してあげないと、ごはんを残しがちになっていきます。
というのも、ごはんがずっと残っている状態だと、そのままずるずると不規則な食事を続けてしまいます。
このような状態を放置すると、愛犬からすれば
「ごはん、残しておけばいつでも食べれるじゃん。それなら残しておいた方が得だね!」
という考え方をするようになります。
そうすると、愛犬は少し食べたら残して、また一時間後につまみ食いして残してといった感じで不規則な食生活を送ることになります。
食生活が不規則になると歯にもよくありませんし、身体にも負担がかかり、寿命が縮んでしまいます。
そうならないためにも、上記で紹介したようにごはんを一度取り上げて、食欲をリセットさせてあげる事が大切です。
規則正しい食事をさせるために食欲のリセットをしてあげましょう。

以上、愛犬の食欲がないときの対処法でした。
僕は愛犬のゴエモンを飼っていたときの経験を元に、犬を飼うときのノウハウをこういった形で毎日配信しています。
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