犬の食事で注意することが知りたい。
「犬は人間と同じ感覚でごはんをあげるとすぐに身体を壊してしまうようだけど、実際にどんなことに注意すればいいんだろう?」
こういった疑問に答えていきます。
✔本記事の内容
1.愛犬に食べさせてはいけないもの
2.食事の量や、食べさせ方にも気をつけよう
3.柴犬が太りすぎていないかチェックしよう
こんにちは、柴犬系ブロガーのユタカ(@titlemaker_ytk)です。
今回は愛犬の食事についての注意することをまとめるにあたって、数々の研究機関の資料を参考にさせて頂きました。
それぞれの文献が気になる方は、詳細の記事内でリンクを紹介しているのでそちらから確認をお願いします。
また、僕が14年間柴犬を飼っていたときの経験をもとに記事をまとめました。
愛犬の食事に気を遣いたいと考えている飼い主さんは参考にしてみてください。
1.愛犬に食べさせてはいけないもの

最初に紹介するのは犬に食べさせてはいけない食べものです。
1-1 犬にとって毒となるくだものがある
人間がふつうに食べても問題がないくだものですが、身体の構造が人間と異なる犬に食べさせると中毒症状を起こす場合があります。
犬にとって毒になるくだものの代表例はぶどうです。
ぶどうの皮に含まれる成分が犬の腎臓に負担を掛け、下痢や嘔吐といった症状を引き起こします。
重度の場合は急性腎不全になる事例もあったようです。
また、干しぶどうは成分が凝縮されているので同じく食べさせないように注意しましょう。
そのほか、犬に与えてはいけないくだものは以下のとおりです。
■犬に与えてはいけないくだもの
・いちじく
・ザクロ
・梅
上記のくだものに限らず、果物の種は有毒になる場合が多いので間違えて食べさせないようにしましょう。
とはいえ、数粒食べさせた程度で命を落とすことはないので、気をつけるようにすればOKです。
そのほか食べさせ方に気をつけなければいけない柑橘系のくだものや、くだもの以外でも危ない食べ物を紹介しています。
詳細が気になる方は「愛犬に食べさせていい果物、危険な果物【ぶどう、梅は危ないですよ】」をご覧ください。

また、室内飼いしている場合は、くだものを外に出しておかないようにしましょう。
犬は「食べられるうちに無理してでも食べる」という習性を持っているので目に付く場所に置いてあると食べてしまう恐れがあります。
必ずテーブルに放置することがないようにしましょう。
1-2 人間の食べものは犬にとって塩分過多
犬が1日に必要な塩分はスライスチーズ1枚分です。
それ以上は塩分過多になってしまいます。
愛犬に自分の好きな食べものを分けてあげた覚えはありませんか。
人間の食べものは、犬にとって塩分が強すぎます。
少し食べさせてあげただけでも、塩分過多になってしまいます。
ぼくはよく、帰宅するときにコンビニで買った肉まんを愛犬のゴエモンと半分こして食べていました。
これはもう完全にアウトです。
犬の主食になるドッグフードには必要な塩分がすでに含まれています。
つまり、普段のごはん以外で分けてあげた分だけ愛犬の腎臓に負担を掛けてしまっていると言うことになります。
犬は塩分を摂り過ぎると、水をたくさん飲むことで対処します。
この行動によって血圧があがることなく、健康を保つ仕組みがあります。
そのため、必要以上に神経質にならなくても大丈夫ではありますが、人間の食べものをあげている飼い主さんは控えるようにしましょう。
ちなみに、食パン1枚でも0.8gの塩分が含まれているので、犬に必要な0.5gの塩分量を簡単にオーバーさせてしまいます。
「塩分を摂取すると犬はどうなる?【もらったごはんを絶対に残さない習性】」では犬と塩分に関する詳細のほか、犬に必要な塩分がどういった研究で示されたのか、おやつをあげすぎてしまう理由などを紹介しています。

2.食事の量や、食べさせ方にも気をつけよう

次に紹介するのは愛犬の食事量、食べさせ方で注意することです。
2-1 食事の高さが病気の予防につながるのか
犬に食事をさせるときの高さは飼い主さんによって異なります。
食器を床に置いてごはんをあげる飼い主もいれば、食事台を設置して愛犬の方の高さまで食器の位置を上げる飼い主さんもいます。
では、はたして食事の高さは胃捻転などの病気の予防につながるのでしょうか。
結論としては、病気と食事の高さは関係がないと言われています。
それでもぼくが食事の高さを調整した理由は、食器の外にごはんやお水が飛び散らないようにする為でした。
このあたりの経験談については「犬に食事をあげる高さは病気に影響する?【高さを調節する理由】」で紹介しています。
詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

2-2 愛犬に食欲がないときの対処法
愛犬に食欲がないときは、一度割り切ってごはんを取り上げましょう。
愛犬がごはんを残したときに、食器をそのまま放置するとごはんを残す癖がつきます。
そして、食事の時間帯も不安定になり、胃腸への負担が結果的に重くなってしまいます。
そのため、体調が悪くてごはんを残してしまった場合は、次の食事までごはんをお預けにしましょう。
こうすることで食欲をリセットさせることが出来るので、またいままでのように食欲を取り戻すことが出来ます。
愛犬が身体の調子を崩す原因についても紹介しているので、食欲に悩んでいる飼い主さんは「愛犬の食欲がないときの対処法は?【病気じゃないのか不安。】」を参考にしてみてください。

2-4 夏バテには高タンパク・食欲増進の鶏肉を
暑い環境にめっぽう弱い犬は、夏バテを頻繁に起こします。
夏バテの主な症状は以下のとおり。
■夏バテの症状
・ごはんを食べない
・まっすぐ歩かずふらふらしている
・動きが鈍い
・飼い主の声に反応しない
室内でクーラーをつけて飼っていれば影響は少ないですが、外飼いの場合は気温の影響が顕著です。
僕は14年間、愛犬を外飼いしていたので夏は愛犬の体調管理によく悩まされました。
ですが、鶏肉を食事に取り入れたことで食欲がなくて悩むことはなくなりました。
ぼくの愛犬はお肉が大好きでした。そのため、ごはんにドッグフードだけでなくお肉をトッピングするだけで何倍も食いつきが変わりました。
その上、鶏肉は皮を取り除くことで高タンパク・低脂質の食事になるので犬のごはんとしては最適です。
また飼い主視点で嬉しい点として、鶏胸肉は安く大量に仕入れることが出来ますね。
そのほか、夏バテを解消する対策法を「愛犬が夏バテなら鶏肉を食べさせよう!【14年間夏をのりきった対策法】」で紹介しています。

3.柴犬が太りすぎていないかチェックしよう

ここからは柴犬の飼い主さん向けの記事を紹介しています。
3-1 柴犬の適正体重
柴犬の適正体重は、オスの成犬が12kg、メスの成犬が9kgです。
柴犬が太りすぎると以下のようなリスクがあります。
・糖尿病 → 頻尿になるほか、白内障などの合併症状にもつながる
・関節疾患 → 歩くと痛いため、歩き方がおかしくなる、歩けなくなる
・心不全 → 前兆として呼吸が乱れやすく、咳をするようになる
・膵炎(すいえん) → 突発的な嘔吐+下痢に襲われ、食事ができなくなる
このほかにも愛犬が痩せすぎてしまう原因や、ぼくが太ってしまった愛犬をダイエットさせた方法を「柴犬の適性体重は何kg?【柴犬にもダイエットは必要ですよ】」で紹介しています。

3-2 愛犬が太っていないかを見分ける
とはいえ、柴犬の個体差は大きく豆柴や巨柴など、体格が全く異なる子がいるのも事実です。
なので体重が重いからといって、一概に太っていると言うのは早計です。
そのため、体重以外の情報から愛犬が太っていないかを確認しましょう。
ポイントは3つです。
■柴犬が太っていないか見分ける3つのポイント
①腰にくびれがあるかをみる
②肋骨を触って数を数えられるか
③背骨を触って適度に脂肪があるか
それぞれのポイントについての解説を「愛犬が太ってないか気になる…【柴犬が太っているかを見分ける方法】」で行なっています。
愛犬が太っていないか気になる飼い主さんは確認してみましょう。

僕は愛犬のゴエモンを飼っていたときの経験を元に、犬を飼うときのノウハウをこういった形で毎日配信しています。
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